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ローズアブソリュート(ローズAbs.)

◆ローズアブソリュートについて
香り物質を花から抽出するためには熱を加えたり、果実の皮を搾ったりといくつか方法があります。植物名の次に「アブソリュート」と表示されている場合は、溶剤を用いて香りを集めた、ということをあらわします。省略してAbs.とも表記します。溶剤とは物質を溶解するために用いる液体をいいます。アロマテラピーで使うローズオイルにはこのローズAbs.とローズオットー(水蒸気蒸留で採った香り物質)の2つがあります。

同じローズでも香りには違いがあり、好みで使うといいでしょう。ローズAbs.の方は黄色い色があり、粘性も高いのが特徴。ローズは古くから薬品や化粧品に活用されてきました。芳香のある花びらはお菓子の材料、お茶にもよく登場します。

 

◆ローズアブソリュートのアロマ効果
ローズの香りは抑うつ、悲しみの感情をほぐすといわれます。古くから女性ならではの不調によく使われてきました。PMS、生理痛、生理のリズムが乱れにオススメです。ルームコロンにしてお部屋に香らせれば心地よい時間が過ごせます。

 

◆ガイドからひとこと提案
ローズでも、よりまったりとした香りがローズアブソリュート。かなりいい香りなので、ブレンドせず1種でしっかりと香りを満喫して欲しい。オットーもアブソリュートもアロマテラピーではほぼ同じように使われているようです。

 

◆取り扱い注意
特別ありませんが、溶剤にアレルギーを示す人は使用しない方が良いか、肌に塗る場合はパッチテストを実施してからにしましょう。

 

参考文献
『アロマテラピーのための84の精油』ワンダー・セラー著 高山林太郎訳(フレグランスジャーナル社)