18Sep
昨日は念願だった泉岳寺に行き、今朝はりゅうさんに挑発(?)されて、すっかり「忠臣蔵好き」の血が熱くなって帰ってきました。りゅうさんには、この熱くなった血の責任を取ってもらいましょう。ということで以下、とっても長いですよ(笑)
<忠臣蔵>
若き赤穂藩主、浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)
朝廷から幕府への勅使饗応役を任命され、高家筆頭の吉良上野介が指南役に。有職故実に疎い武士が勅使を上手に接待するために指南するのが、吉良の役目。当時は賄賂が横行していた世で、吉良も莫大な賄賂を要求する。しかし山鹿素行の教えに心酔し清廉潔白だった内匠頭は、それを無視。すると吉良は、あの手この手で陰湿な嫌がらせを開始し、「世間知らずな田舎侍」とバカ扱い。
(一説には、内匠頭の妻(とても美人)を、立場を利用して口説いたとも)度重なる嫌がらせに体調を壊しながらも耐え、いよいよ勅使が到着する、その日。江戸城で勅使をお迎えする時の衣装が違い、あわてて用意する内匠頭←これも吉良の嫌がらせ。怒りを抑えながら、あくまでも「指南して頂く」という姿勢で、玄関での迎え方の作法を吉良に確認する内匠頭。すると吉良はそれを無視。「どうぞ教えて下さい」と追いすがる内匠頭に対し、「えぇい、ウルサイ。バカ者が!」と扇子を打ち付ける吉良。
とうとう我慢できなくなった内匠頭は、江戸城 松の廊下で抜刀、吉良に襲いかかる。しかし、一瞬の躊躇いのせいで、刃先は吉良のおでこを切るのみ。城内での刃傷沙汰はご法度、切腹の上、お家は断絶。そんなタブーを犯すのだから、どうしても吉良を殺したい内匠頭は、逃げる吉良の背中を切る。しかし、吉良の悲鳴を聞き付けた武士たちが、内匠頭を捕らえてしまう。本来は「喧嘩両成敗」が幕府の方針。しかし、吉良には一切のお咎めがなかった上に、内匠頭には弁明する機会も与えられないまま、田村家に預けられ、その日のうちに切腹。(藩主ならば室内で切腹するものを、庭先での切腹となり、完全に罪人扱い)江戸詰の家臣の1人が、田村家の計らいによって一目会わせてもらえるが、言葉は交わせず。
国許にいた、家老 大石内蔵助(おおいしくらのすけ)は、江戸からの伝令で顛末を知る。当初、吉良の生死が不明だったが、吉良の存命が判明するや、赤穂城内の急進派は「今すぐにでも、吉良を討つ」と大騒ぎ。そのうちに幕府から、城の明渡し命令が赤穂に届く。ここでも急進派たちは「幕府軍相手に戦う」「籠城する・殉死する」と騒ぎ出すが、内蔵助は、下に厚く上に薄い公金の分配・藩札の換金を行い、内匠頭の弟 浅野大学によるお家再興を第一とし、急進派を抑えて無血開城を行う。浅野家の家臣達は、それぞれ赤穂を離れ、内蔵助は名前を偽り、京都 山科へ潜伏。
江戸では、赤穂の浪人による仇討ちの噂が飛び交い、おびえる吉良。吉良は屋敷替えをするものの、赤穂浪士への恐怖感は払拭できない。頼みの綱は、実子を養子に出し、いま当主となっている上杉家。しかし、上杉家内部では「正直なところ、迷惑」という意見も。
山科での内蔵助は、浪士たちの仇討ちへの執念・元家老 内蔵助に対する期待をよそに、一緒に連れてきた家族を離縁・実家に帰し、撞木町(=京都の吉原)での放蕩三昧。そんな内蔵助の行動に、同志達は、一刻も早い仇討ちを進言するものの、「大事決行にむけ、今はまだ時期ではない」「噂が立ち過ぎている」という内蔵助。手応えのない内蔵助の応答に、内蔵助を除いての仇討ちを計画するものや、同志から脱藩するものが続出する。そんな中、幕府は大学に対し「芸州 浅野家へのお預け」を言い渡し「お家再興」の望みは絶たれる。いよいよ、内蔵助は仇討ちを決心する。
京都から東下りをし、江戸に入る内蔵助。
しかし、吉良への仇討ちを、単なる怨恨ではなく、片手落ちな裁断をした幕府への抗議とする内蔵助は、絶対に吉良を討ち漏らさぬよう、用心に用心を重ねていく。「大事決行までは、たとえ家族であっても、仇討ちのことは漏らさない」という約束のもと脱藩者を出しながらも、それぞれ身分を隠し、様々な職業に扮して吉良の情勢を探る浪士たち。その生活は極貧。仲間同士で助け合い、機が熟するのを待つ内蔵助。とうとう同志の一人が、吉良邸の絵図面を入手。そして、吉良邸で茶会が開かれることが判明。この日を討ち入りの日と定める。
内蔵助は討ち入りを前に、同志たちの連判状を手に、内匠頭 未亡人 遥泉院のもとへ。遥泉院から仇討ちのことを問い詰められるものの、決意の程は微塵も感じさせず、「お前は殿の無念を晴らしてくれると期待していたのに、がっかりじゃ」と追い返される内蔵助。しかし、内蔵助が帰ったあと、内匠頭の仏壇に供えられた巻物を開いてみると、それは浪士達の連判状だった。「内蔵助は最後の挨拶に来たのに、なんて仕打ちをしてしまったのか」と泣く遥泉院。
討ち入り当日、真夜中。雪降る中、吉良邸に討ち入る赤穂の浪士、47名。探しても探しても見つからない吉良上野介に、焦り始める浪士たち。しかし、空が白み始める頃、吉良を見付けた合図の笛の音が、高らかに鳴り渡る。吉良は、炭小屋に隠れていた。炭小屋から傷を負いながら出てきた吉良は、首を取られる。松の廊下事件から、1年10ヶ月が経っていた。
無事に仇討ちを終えた浪士たちは、主君 内匠頭が眠る泉岳寺へ向かう。泉岳寺へ着いた一行は、主君の墓前に吉良の首を供え、仇討ちの報告を行う。泉岳寺への途中、幕府役人に「仇討ち決行」を届け出ていた浪士たちは、幕府の手によって、4家へお預けの身となる。民衆の中では、赤穂浪士を「義士」として賞賛する声が高まってくるものの、幕府は全員の切腹を命じ、四十七士は帰らぬ人となる。
以上、極簡単にまとめてみました。
でも、これじゃぁ、魅力が伝わらない!!!
内匠頭が吉良を切るまでの心情の変化、内蔵助の内に秘めた思い、47人それぞれに抱えた事情・家族。そして、大石主悦(おおいしちから)内蔵助の長男。刃傷事件当時は、元服もまだだった主悦。内蔵助は、例え自分の子供であっても同志への連盟は本人の意志に任せ、無理強いすることはできないとしていた。内心は、まだまだ子供の部分もあり、直接、内匠頭に仕えたことのない主悦を同志に加え、死を迎えさせてしまうことに迷いもあった。しかし主悦は、どうしても仲間に加えて欲しいと父に直談判し、同志に加えてもらう。他の同志に負けまいと立派な働きをし、若い命を散らした主悦。
もう、涙なくしては見ることができないのが、忠臣蔵!!!
これぞ、日本人の心の原点!!!
オススメなのは、舟橋聖一氏の「新・忠臣蔵」(文春文庫)
何度も繰り返し読んでいるけど、読む度に感動できるの!!!
でも、「そんなもの、読む時間ない」とか言うでしょ?(笑)
それならば、やはりオススメなのが、この作品。
日テレで放映された「時代劇スペシャル 忠臣蔵」
これこそが、私がチョー感動したドラマ。内匠頭を風間杜夫、内蔵助を里見浩太朗、吉良を森繁久彌が熱演。(私は、この時の、坂上忍が演じた主悦が大好き♪)二日間に渡って放送したのだけど、1日目の終わり、エンディングが流れている中、内蔵助が来る日に備えて、息子の主悦に切腹の作法を教えるシーンがあるの。セリフもなにもない、エンディング曲のバックに流れるだけの映像なのに、これが、もう、忘れられないの!!!
う~ん、いかん、いかん。
思い出したら、また熱くなってきた(笑)
あのね、ハリーポッターも、ロード オブ ザ リングもいいけど、騙されたと思って、このドラマ、見てみて!!!勝ち負けではなくて、もっと心の奥深くに訴えかけてくる、何かがあるはずだから!!ほんと、オススメっ!!!
あ~、もう、止まらなくなってる(笑)
思わず長くなったので、お終いにしましょう。
さてさて…
昨日、今日とありがとうございました。
泉岳寺にも付き合ってもらっちゃったし。
あのね、ちょっと恥ずかしい、打ち明け話。
今日ね、おしりの右のほっぺが筋肉痛(笑)
左は平気なの。ヘンでしょ?
我ながら不思議というか、情けないというか…
「何かが出そうっ!!」って我慢した時に、力が入っちゃったのかな?(笑)
「出そう」といえば…
りゅうさんは「出しちゃって大丈夫」って言ってくれたけど、人の前で、何がどれほど出るのかもわからない上に、ベッドの上でなんて、ぜーーーーーったいに出すわけにはいかないっ(汗)って、必死だったのよ!!
今夜は、忠臣蔵ストーリーにエネルギーを注ぎすぎたのか、
いつものように筆(?)が進みません(苦笑)
私にもこんな日があるのね。ということで、今夜はこのへんにしますね。